あいたい


夕方に近づくにつれ、仕事が終わるとみんな家へ帰って行った。

そしてあの人も…



俺は1人、残業だった。課長から、明日の会議の資料をまとめておくよう指示があったからだ。

しかし、残業しただけあって、会議には間に合いそうだった。



時間はすでに午前2時30分を回っていたところだった。

ガチャッとドアが開く音がして、誰かが入ってきた。

俺は、ゆっくり顔を上げた。



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