となりの窓からこんばんは。
「持ってきたよ」
私のベッド(シーツがしわくちゃになってる)の上でサブローと遊んでいた佐々木さんに声をかけた。
「お!サンキュ」
佐々木さんは、醤油を受け取ると、嬉しそうに、それを机の上に置かれたごはんにかけた。
…それいつ置いたっけ?まぁいいけど。
「醤油ごはん?」
「おー。超美味いぞ」
へえ。
そんなに醤油が好きなのかな。
…いや、もしや貧乏なの?
「醤油は偉大だ」
佐々木さんが、食べたままモゴモゴと言った。
…真顔で。
そうか、そっちか。
要するにマヨラーならぬ…しょ、醤油ラー?
うーん、なんていうんだろ。
私、言語力乏しいしなあ。
ん?使い方違う?
そんなわけで、佐々木さんが食べ終わるまで私はただぼーっと考えていた。