となりの窓からこんばんは。
私の目線の先には、私と同い年くらいの一人の男の子。
数メートル先の塀の上にのっている。
…塀の上に。
これだけでも
「わ、変な人」なのに。
彼は、
ごみ袋片手に、
頭にカラスをのせて、
塀の上の三毛猫と睨み合っていた。
…デンジャラス!!
シャーッとでも言いそうな勢いの二匹…じゃない、一人と一匹。
もちろん私の存在になど気づかない。
…それにしてもこの男の子誰だ?
ごみ袋持ってるから近所かな?
でも見たことないし。
私は心を落ち着かせて、そこを平然と通り過ぎることにした。
スタスタと歩きながら、横目で塀の上をチラッと見るとーーー
バチッ☆