僕と彼女と、彼女と僕と。



『馬鹿だろ』


これを何回言われた事か…笑。



奈美は恥ずかしそうに


「竹ちゃんが言い出したから…」


と。



「いや、なんか走りたくなってさ…。」


さすが僕…笑。








「したら、馬鹿共。」


右手をひらひらさせながら去っていく川藤くんに



「こういう偶然があるんだから…。」


と奈美に警告。



「…ドンッ!」


走り出す奈美。


「ちょっ!」


追い掛ける僕。





追い抜く僕。



「ゴォォオル!」



「これで…はぁはぁ…わかった?」




「くそぉぉお!!」



「女の子がコラッ!」




ちゃんちゃん♪笑
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