◆Sweet Game◆
【翔視点】

―そして次の日。


「はぁ…」

何でかな?由紀が元気ない。いつもなら、他のヤツらと騒いでるのに…
あ、ほらまた俯いてため息ついた。
俺が、相談にのってあげたり出来ないのかなぁ…。


「おい由紀」話しかけてみた。だが返事はない。

「由紀?おい由紀~」



「あ…どうしたの?翔くん…」
あ、やっぱ思い込みじゃなくコイツ元気ない。

「何かあったか?」心配しない訳がない。
だって由紀は俺の好きな人だぞ?

魅浪と付き合ってるのは…俺も由紀の事が好きだった。だけど由紀は俺なんかに振り向いてくれるはずが無い。

だからせめて隣に居たくて…
そこで丁度よく魅浪が告白してきた。
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