初恋 -小さな恋の物語-
あたしはタクシーを利用し、5分ほどで病院へ到着。
「すみませんッッ・・・!
沙和はっっ・・・矢島沙和はどこですか!?」
あたしは受付の看護師にとびついた。
「矢島さんの病室は――――」
・・・沙和・・・!
あたしは看護師の言ったとおりの番号の病室へ向かった。
「・・・実梨・・・・・!」
病室の中には古河・・・
そして、たくさんの管につながれた沙和がいた。
「・・・さ・・・わ・・・」
あたしは知らないあいだに涙を流してた