初恋 -小さな恋の物語-
【光輝side】




・・・数分し、沙和の親が入ってきた。






「・・・沙和は・・・回復が困難らしい。
麻痺してるから・・・らしいんだ。
・・・古河くん、君のせいじゃない。
今日はとりあえず帰ってくれ」








矢島の父親がそう言った。




「・・・はい・・・」




素直に聞くしかなかった。





帰り道、実梨と肩を並べて帰った。






・・・どうしたらいい。




どうしたら償える。




どうしたら――――――――・・・





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