初恋 -小さな恋の物語-
「・・・あたしほんとは・・・っっ
別れたくない!
大好きだよ、古河が・・・!!!
それでも・・・っっ!
あんな状態の沙和を見たら・・・
何も・・・言えないッッ・・・!!!」
ほんとは・・・
あたし、ずっと気づいてた
沙和があたしと古河の進展を応援しながらも
沙和自身も、古河に気があったことを―――――・・・
「・・・ごめん・・・・・実梨・・・!!!!
オレを・・・許せ・・・・・!!!」
2人で
これ以上は無いってほど
大粒の涙を流しながら
その夜ずっと
“愛してる”
そうささやきながら
何度も何度も
キスを交わした―――――・・・