初恋 -小さな恋の物語-






「・・・あたしほんとは・・・っっ
別れたくない!
大好きだよ、古河が・・・!!!
それでも・・・っっ!
あんな状態の沙和を見たら・・・
何も・・・言えないッッ・・・!!!」







ほんとは・・・




あたし、ずっと気づいてた




沙和があたしと古河の進展を応援しながらも




沙和自身も、古河に気があったことを―――――・・・









「・・・ごめん・・・・・実梨・・・!!!!
オレを・・・許せ・・・・・!!!」









2人で




これ以上は無いってほど




大粒の涙を流しながら




その夜ずっと




“愛してる”




そうささやきながら




何度も何度も




キスを交わした―――――・・・





< 55 / 85 >

この作品をシェア

pagetop