初恋 -小さな恋の物語-
【実梨side】




「実梨ー!
ちょっと資料運ぶの手伝ってー!」



クラスメートの女の子に声をかけられた。




断るのも感じ悪いよね、と思い素直にあたしはお願いを聞いた。




「・・・でさー実梨はさ・・・
・・・・・!!!?」



「―――え?」




女の子は話の途中で変な声を出した。




それに気づいたときにはもう、遅かった・・・。






ボカ―――――――ン!!!






・・・あ・・・れ??



何・・・この感覚。





「きゃーっっっ実梨ぃぃ!!!」





そこであたしの意識は途絶えた。




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