幼なじみの初恋
幼なじみ
kakeru side
ピンポーン
「かけるちゃんっるーちゃんじゃない??」
甲高いママの声が家中に響く。
「はぁ~いっ今行く!!」
鏡で最終確認。
「よし!!寝癖無しっ」
「早く来なさいー何してるの??」
「分かってるって~」
鞄を持って玄関に向かう。
「おはよ、かける」
にこやかに挨拶するのは幼なじみの
風間るきあ。
家は隣同士で小さいことからずっと一緒にいる。
「おはよっ~」
「あらあら、かけるちゃんリボンが曲がってるわよ??」
「嘘?!」
「かけるちょっといい??」
るきあがリボンを直してくれた。
「ありがとっ」
「るーちゃんったら優しいわね~かけるちゃんも見習いなさいよ??それにイケメンだしっ!!」
「分かってるって」
「ほら、かける行くよ」
「うん、いってきま~す!!」
毎朝るきあが迎えにきてくれて一緒に学校へ行く。
これが岡本かけるの朝なのです・・・
騒がしい・・・
ママはるきあのこと「るーちゃん」って呼んでる。
るきあ恥ずかしくないのかな??
るきあは確かにイケメンという部類に入ると思う。
だってだってっバレンタイン毎年やばいんだよ?!
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