幼なじみの初恋
rukia side
無視された??
・・・されたんだ。
ショックすぎて言葉が出ない。
「くっそっ!!!!」
自分の靴箱を肘で思い切り殴る。
一瞬、時が止まる。
周りにいた奴等が俺を見る。
「見んじゃねぇよ」
裏が出てしまった。
やべぇ・・・
「るきあ様、おはようございます」
「おはよう??」
振り返ると、瑠亜って女がいた。
「なんで疑問系なんですか??クスクス」
静かに笑う彼女は
かけるとは違った雰囲気があって
見てて面白い。
「ちょっと付き合って」
「えっ・・・」
手を引き、屋上へ向かう。
「あ、急に屋上に来てごめん。」
「いえいえ、なんかありました??」
「いや、ただ屋上に来たかっただけだよ」
ニコリと作り笑顔をすると
彼女は顔を真っ赤にして
「そーですか」
笑顔を返してくれた。