幼なじみの初恋
「なにしてんだよ・・・」
「私がるきあ様の悲しみ全部取り除けたらいいんですけどね・・・」
何言ってんだ・・・
この女・・・
俺の悲しみを全部取り除く??
できるわけねぇよ。
俺の悲しみは誰にも理解できねぇから。
「私が全部代われたらいいですけどね」
「なんでそこまで俺のこと想ってくれんの??」
優しい言葉を呟けば
女はすぐに答えを出す。
「私・・・あの・・・」
ほら。
「るきあ様のことが好きだからです・・・」
ほら、これが答え。
「そっか。ありがと。でも俺は止めた方がいい」
「なんで?!」
分かってんだろ。
理由くらい。
「かけるが俺の中にいるから。」
「かける・・・」
「だから君を付き合ったとしても、俺は君自信を見れない。君といてもかけるを思い出すだけ。」
「それでもいいからっ・・・傍に・・・」
「それだけはできない。」
もう同じ思いはさせたくない。
もう2度と悲しむ人がいないように・・・
「・・・私がかけるの代わりじゃだめですか??」
「は??」
・・・代わり??