幼なじみの初恋

「だから俺もう別れたい。俺の最後の願い聞いてくんねぇ??」

「アタシはまた尚を傷つけるの?裏切るの?そんなこともうできないよ!!」

「俺は別れたほうがいいんだ!!俺を見てなくて、るきあばかり見てるかけると一緒にいるのは辛いんだよ・・・」


これが尚の本音なんだ。

きっと。


「尚はアタシと別れたほうが幸せ??」

「・・・あぁ・・・」

「・・・っ・・・ごめんねっ・・・ごめんっ・・・」


謝ることしかできない。

1年間、尚を傷つけてきた。

なんで気づかなかったんだろう・・・

馬鹿みたい・・・


「じゃ俺行くわっ後は2人でなっ!」

「待って・・・待ってっ!!」


尚・・・行かないで・・・

行かないでっ・・・・・・


「いや、行かないで!!!尚っっっ!!!」


いくら叫んでも振り返ってはくれなかった。

泣いてる顔を見せたくないんだと思う。

散々傷つけて、傷つけたあげく、別れるなんて。

ほんとアタシ最低。

最低すぎる。


「尚が身を引いてくれたんだ。絶対俺等は一緒にいなきゃだぞ」

「うん・・・アタシもう離れないから・・・」


尚にも誓います。

必ず次こそ幸せになってみせます。

尚がくれた最後のチャンス無駄にはしません。

ありがとう、ありがとう。

そして、さようなら。


尚の幸せを願って・・・


綺麗な夕焼け空に願いよ

届け・・・――――








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