幼なじみの初恋
「街でるきあ様とあの女の子を見かけた時、やったって喜んだんだ。関係が崩れるかもしれないって・・・」
かけるとの関係はもう終わったよね・・・
こんな友達いらないよね・・・
「だからわざと指差して、かけるに教えたんだ。」
謝っても謝っても
かけるの心の傷は癒えない、
消えることなどない。
一生記憶の中に残るだろう。
「ごめんね、ほんと最低な友達で・・・ごめんね」
何度も何度も頭を下げた。
「瑠亜ちゃんっ・・・」
「かける今までありがとうね。楽しかったよ・・・」
別れを告げた。
このまま一緒にいても駄目だと思うから。
「瑠亜ちゃん・・・話してくれてありがとう」
「え・・・」
彼女は微笑みながら私にお礼を言ってきた。
何考えてっ・・・
「アタシ素直な子は好きだよ、これからもよろしくね」
手を差し伸べて最高の笑顔で
私に言葉をかける彼女。
「瑠亜ちゃん好きだよっこれからもずっとずーーっと!!」
「くっ・・・かけるぅ・・・」
「あははっ泣かない泣かないっ」
そう言っているかけるも
泣いていた。
「かけるだって・・・泣いてるじゃないっ」
「えへへ・・・瑠亜ちゃん卒業まで一緒にいようね」
「うん・・・」
小指を絡ませて
指きりげんまん
をする。
絶対約束守るからね。