幼なじみの初恋
「るきあーーー!!」
手を振って走ってくる・・・かけるだ。
「おせぇよ、バーカ」
「な、ひっどい!!走ったんだから!!」
今は放課後。
授業も何も無い自由な時間。
「ほら帰るぞ」
「うん!今日はよろしくねっ」
「了解っ」
ほんと可愛いやつ。
かけるは好きなやつとかいねーのかな・・・
「るきあ、飴もってないー??」
「あるけど??」
「ちょーだい?」
うわっ、上目遣いきたーー
超可愛いんですけど・・・
「るきあ??」
「待ってろって」
「はーやーくー」
「ほら、いちごだろ??」
「うん!!」
飴1つで目を輝かせるかける。
単純なやつ・・・
「ぷっ」
「あ、笑ったー!!」
「笑ってねぇーし」
「いいよ別にっあとで罰くらうんだから!!」
何だこいつ・・・
どこまでも笑えるやつ。
「んぅ~おいひい~~~」
「はいはい、よかったねー」
「言葉棒読みー気持ちを込めなさい!!」
気持ちなんてずっと前から込めてるし。
出会った時からずっと好きなんだよ・・・
気づけよ、バカかける・・・
バカ・・・