幼なじみの初恋

「結婚のこと、今言ってもいいか??」


ポツリと呟くるきあ。


「いいよ??」

「ありがと」


シュンとしてる。

やっぱ緊張してるの??


「下行くぞ」

「うん・・・」


真剣な顔。

余裕なんてなさそう。


「失礼します。」

「あら、もう終わったの??」


紅茶を飲みながら

ニコリと笑うママ。


「はい、すみません・・・」

「全然いいのよぉ~」

「ママ・・・」


なんでママはそーゆうの好きなのかなぁ・・・

もぉ・・・


「ママ、かけるたち何をしたんだい??」

「パパはいいのよー内緒よ、ねー??」


高校生じゃないんだから・・・

やめてよねぇ・・・


「おじさん、おばさん。大事な話があるんですが」

「なんだい改まって」

「まぁ座って座って~」


ママとパパと向き合うようにして座る。


「おじさん、正直に言って、僕のことどう思ってますか?」

「ん、そんなことを聞くのかい・・・そーだね。昔からいい子で、優しくて、本当にかっこよくて、家族のように好きだよ」


パパはニコリと幸せそうに笑った。








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