幼なじみの初恋

それって・・・

いいの??

駄目なの??


「るきあ君になら、かけるを預けられるよ」


アタシの方を見て

また笑ったパパ。


「本当ですか??」

「あぁ・・・でも、かけるおっちょこちょいだからね・・・るきあ君に迷惑かけるよ??それでもウチの娘と一緒になってくれるのかい??」

「もちろん、当たり前ですよ」

「パパ・・・」

「決まりだね。これからるきあ君は家の家族みたいなものだよ、なんでも言いなさい」

「ありがとうございます」


立ち上がって深く頭を下げるるきあ。


「パパッ、ありがと!!!!」

「かける、るきあ君の迷惑にならないようにね」

「うんっ!!」


頭を上げてアタシの頭をなでなでするるきあ。

その瞳には涙が溜まっていた。


「泣き虫るきあ・・・」

「うるさいし・・・」


そう言って、ギュッとアタシを抱き締めるるきあ。

ママたちいるのに・・・


「こらこら、るーちゃん。続きはお部屋でやりなさーい」

「すいません」


アハハハと笑って誤魔化するきあ。

こんなるきあ初めてみたよ。

これからも

いろんな顔を表情を

見せてよね??

婚約者の特権くらい

あるんだから・・・





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