幼なじみの初恋
アタシの薬指
「かけるちゃんっすっごい綺麗よ!!」
「ありがと、ママ」
「るきあ君について行けば大丈夫だからね」
「分かってるよ、パパ・・・」
「かけるっおめでとっ・・・グス・・・めちゃくちゃ可愛いからねっっ!!」
「ありがとっ瑠亜ちゃん!!!!」
アタシは今人生初とも言える。
ウエディングドレスを着ている。
「結婚するなんて夢みたい・・・」
今日、るきあと結婚式をあげます。
「新郎、風間るきあ・・・(省略。←すみません・・・)誓いますか??」
「誓います。」
力強い声で
アタシへの一生の愛を誓ってくれたるきあ。
アタシだって・・・
「誓います。」
「誓いのキスを・・・」
ゆっくりとるきあの顔が近づく。
ゆっくりと目を閉じれば
甘いキスがアタシを包む。
「ん・・・」
・・・・・・
長い!!!!!
「ちょっ・・・」
「わりぃ・・・」
「もぉ・・・」
こんな時まで・・・
まったく。
「家着いたら、覚悟、しろよ??」