幼なじみの初恋
≪今るきあの家だろ??≫
「うんっ」
≪んじゃ行く!!待ってて≫
「はぁ~い」
≪じゃっ≫
プツと電話が切れた。
会うって何かあったのかな??
なんかこっちが心配になってきた・・・
「尚何だって??」
「これから会わない??って言われたからOKしちゃった」
「アイツ何考えてんだ??」
「さぁ??」
るきあの眉間にしわがっ・・・
これレアもんだよ!!
めったにこんな顔しないんだから!!
拝んでおこう!!
「・・・何拝んでんの??」
「いやちょっと、こっちの事情~」
「なんだそれ・・・バカか」
むっ!またバカと言ったな!!
バカるきあ!!!
とは言えない。
だってあっちの方が成績上・・・っていうか学年で1番だし・・・
本当なんでもできちゃうよね。
さすがイケメン。
ピンポーン
チャイムが静寂の中に鳴り響く。
「あ、尚くんだ!!ちょっと行ってくるねっ」
「おう」
階段を駆け下りて玄関へ向かう。
尚くん待っててね!!!