幼なじみの初恋
甘い時間
rukia side
今は俺1人。
かけるはさっき帰った。
隣の家にね。
俺が氷を取って来てる間にあいつはまた泣いてた。
もう俺の隣にいれないのかな?とか
バスケしてる姿近くで見れないのかな?とか・・・
それ聞いた瞬間、いけるって思った。
「あぁ~やばぃ・・・」
俺どんどんハマっていく。
もちろんかけるに・・・
あの時キスに応えてくれるなんて思ってもなかった。
「あああああ!!!!!俺やっべーー!!!!」
「うっせぇぇ!!!!!!!」
「うおっ!兄貴!」
「お前さっきからうっせーんだよっバーカ!」
俺の部屋に勢いよく入ってきたのは兄貴。
風間新。(かざま あらた)
髪の毛は金髪、いかにも遊んでる。
しかもまた女の匂いしやがる・・・
「バカじゃねーし、バカに言われたくねぇな」
「あ?今、なんつった??」
目が本気だったから俺は危険を察知して身を引いた。
「あーわりぃわりぃ、つかまた女の匂い。」
「おおっさすが我が弟よ!女の匂いが分かるようになったか~」
なんでそんな嬉しがってんだよ・・・
ほんとバカ兄貴。
「くせぇからこっち来るなよ」
「あぁーわりぃ・・・おっ、これ誰の携帯かな?」
兄貴が手にしていたのはピンクの携帯。
キーボルダーがこれでもかというほどついている。
間違いなく、かけるの携帯。
「まさか・・・お前のじゃ・・・ないよな??」