幼なじみの初恋

ガックリ肩を落として自分の部屋に戻ると

まだ兄貴がいた。


「兄貴、いい加減部屋戻れよ」

「お前・・・なかなかやるじゃんっ」

「は?」


何言ってやがる、このバカは。


「これはなんだろうね~??」


携帯をチラつかせて俺に見せてくるのは、画像??


「よく見せろ。」

「はいはい」

「なっ・・・」


携帯の画面には俺とかけるがキスしてる画像だった。


「君達2人、ここまで進んでたんだねぇ~」

「お前・・・」


削除しようとしてもロックがかかっててパスワードが必要だった。


「お前消せよ」

「ん~無理。」

「お前、ぶっ殺すぞ」

「じゃー条件付!」


ふざけてんのか、コイツ。


「なんだよ」

「チェリーボーイを卒業しなさいっ」

「は?!っざけんなっ」

「ふざけてねぇよ?消して欲しいならヤればいいだけじゃん」


ヤればいいだけ?

ふざけんなや・・・


「お前マジでぶっころ・・・」



ピリリリリ


「メール?」


誰だよ・・・

画面を見て俺は赤面した。





< 33 / 148 >

この作品をシェア

pagetop