幼なじみの初恋
「ごめんっ・・・遅れちゃってっ・・・」
「全然♪はよっ」
焦りながら謝る女の子。
紛れも無く、かける。
「やっだぁ・・・髪の毛がっ」
髪の毛を手で整えるかける。
そんなに急いで来たのか?
・・・ちょい感動~~・・・
ってよく見れば・・・
「髪型違う。」
「えっ?!き、気づいた?」
顔を赤くしながら髪の毛を触ってチラチラ俺を見る彼女。
やっべー可愛いんだけど・・・
俺はかけるの髪の毛に、そっと指を絡ませて
「巻き髪・・・俺のためだったりすんの?」
さっきよりも更に顔を真っ赤にするかける。
「なぁ、教えてよ」
「るきあと出かけるから、その・・・ちょっと髪型変えてみ、た・・・変かな?」
変なわけねぇじゃん。
「超可愛い・・・」
その瞬間かけるは自分の髪の毛を
バッ、っと隠すようにして
「ありがとぉ・・・」
と呟いた。
「ぷっ・・・ほらっ行くぞ!」
手を差し伸べると恥ずかしそうに手を繋いで
「うん☆」
と最高の笑顔で微笑んだ。
その笑顔にトキメぃたことは誰にも内緒・・・