幼なじみの初恋

「かけるの・・・その女の連れだけど??」

「るきあ!!」

「かける・・・お前さぁ・・・」


頭をポリポリ掻きながらため息をつくるきあ。


「なぁ本当に彼氏さん?」


なぜかアタシだけ優しい口調に変わる男達。


「そう、これがアタシの彼氏っ」


掴まれていた腕を、振りほどいてるきあの腕に

自分の腕を絡ませる。


「かける、本当に出て行くなんて思わなかった」

「だって、るきあが・・・」

「ごめんって」


慰めるように頭を撫でるるきあ。


「あぁ~せっかくのビンゴだったのに。」

「次行くか」


2人の男の人はどこかへ行ってしまった。


「かける・・・お前ナンパされてたな?」

「ナンパ??」


ナンパって何?


「さすが純粋ちゃん。ナンパ知らねぇのか・・・」

「ねぇそれ何?教えてよっ」

「今度ね!あぁ~腹減った!!」


そーいえば今の時刻は・・・

12:30。


「じゃぁ何か食べよっか」

「何食いたい?」


何だろう?


「パスタ・・・かな?」

「OK!」


OKって言っても・・・

どこか美味しいお店あるの??




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