幼なじみの初恋

「置いて行ってごめん・・・俺のせいだよな」


優しい瞳で手首を見るるきあ。

そんな悲しんでるるきあは似合わないよ・・・

いつものるきあが一番いいよ??

落ち込まないでよ・・・


「痛かったか?」

「ううん、全然痛くないよ?」

「そっか・・・」

「ねぇ・・・」

「ん?」

「似合わない。」

「は?」


アタシはそんな・・・

そんな・・・


「こんなことでションボリするるきあ見たくない!!」

「え・・・」

「ねぇいつもは俺様でS男でしょ?!なんでこんな時ばっか優しすぎんの??ずるぃよ?」

「俺はただお前に傷ついて欲しくねぇだけ。」

「そうだとしてもっアタシはいつものるきあが好きだよ??」


優しいるきあも好きだけど・・・

いつもみたいにクールで俺様でS男で、ちょっぴりエロい

るきあが一番好きだよ。

このペアリングはそんな俺様なるきあから貰ったんだよ?


「お前・・・こんな時にそんなこと言うか??」

「え・・・」

「周り見てみろよ」

「なんでっ・・・」


・・・


「きゃっ・・・きゃーーー!!!」

「っるせぇ・・・」

「だって・・・だってぇ!!!」


周りが・・・

さっきまでバスケをしていた部員達が聞き耳を立てて

ボールを持ったままコートに立っていた。






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