幼なじみの初恋

ちょっと背伸びをして

ゆっくりと唇を近づける。


ちゅっ


『きゃぁぁぁぁぁーーーー!!!!!』

『うぉぉおおっすっげぇぇー!!!』


軽く重なっただけのキス。

体育館にいる全員の生徒が今のキスを見て

大歓声を上げる。

皆は満足かもしれない。

でもるきあはきっと満足してはくれない。

でもね、今のアタシにはこれが精一杯なの・・・


「今のがキス??」

「うん、そうだけど??」

「やっぱ俺からやればよかった・・・」

「・・・んんっ・・・」


そういった瞬間、るきあとアタシの唇が重なった。

いつものように深く甘いキス。

やっぱりアタシはこのキスが好き・・・


「・・・んぅ・・・」


いつものように舌が入ってくる。

るきあはいっつもこれ。

やっぱりアタシはるきあじゃないと受け入れられない。

駄目なんだ・・・

るきあ以外の人は考えられない。

それくらいアタシは好きだよ。

一生このペアリング外さないから。

るきあも外さないで・・・

お願い・・・






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