幼なじみの初恋

ピアスも無事買い終わってやることが

なくなってしまったアタシたち。


「るきあの家行く・・・行きたい」

「いいけど・・・気分わりぃの??」

「ううん、ちょっと行きたいなって」

「OK、行くぞ」


しっかり繋がれた手と手。

まだ慣れないや。

すっごいドキドキしてるもん。

るきあはちゃんとドキドキしてるのかな??

アタシだけ浮かれてないかな??

不安が溢れ出てくる。


「かける、ついたよ」


そんなことを考えていたら

いつの間にか、るきあの家の前。


「かける入ろう?・・・かける?」

「あ、うんっ」


ガチャリと開いた扉。

いつ来てもキレイ・・・


「何か飲む?」

「うん」


アタシの好きなオレンジジュースを持って

部屋へ向かう。


「どうぞ」

「ありがと~」

「はいジュース。飲めよ」

「うん」


ゴクリと一口飲むとオレンジ味。

あ、当たり前か・・・


ガタン


「ガタン?」

「兄貴の部屋からだ」

「新さんの部屋から?」

「あぁ」


新さんいるのかな??

久しぶりに会ってみたいなぁ~♪




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