幼なじみの初恋
「あ、ピアス買ったんだからさっそくつけようぜ♪」
るきあは今までのピアスを全部外す。
「なんで全部外すの??」
「かけるとお揃いのピアス1つあればそれで十分。」
「・・・っ・・・やめてよ」
そんな嬉しすぎること言わないでよ・・・
アタシ、バカみたいに舞い上がっちゃうじゃんか・・・
「かけるさ、もっと自惚れろよ」
「え?!」
う、自惚れる?!
「アタシのこと好きなのはるきあだって言い張れよ」
「でも・・・」
そんなナルシストみたいなこと言えない!!
「あぁ、でもかける無理か」
「そう!無理!!」
もっと早く無理って気づいてよ・・・
「なぁこのピアスかけるがつけて」
「うん・・・」
手震えちゃう・・・
心臓破裂しちゃいそうだよっ・・・
かちゃ
「できたよ」
「ん、ありがと」
しばらく見つめ合ってしまったアタシ達。
顔がダンダン赤くなってくる。
あ、るきあも赤い・・・
「あっ、か、かけるはいつピアスつけんの??」
パッと目を逸らされて焦るるきあ。
なんでそんなに慌てるの??
アタシ何かしたのかな?