幼なじみの初恋

新さんの彼女?!


「ちょいいってくる、待ってろ」

「え、駄目でしょ?!」


今、最中じゃないの??


「きゃぁぁぁぁ!!」

「ぎょっ・・・」


隣の部屋から女の人の雄叫び・・・

やばいって・・・


「兄貴!!!!!!!女の声漏れてんだよ!!」

「あぁ~マジ?つか、なんでお前いるわけ?」

「かけるとサボったんだよ」


完璧に会話全部聞こえるんだけど・・・

アタシも行った方がいいのかな??


「えっ!!んじゃかけちんいんの?!」

「いるけど・・・」

「おい、槙。帰れ。」

「なんでぇ?続きはぁ??」

「うるせんだよ、帰れ」

「分かった・・・」


槙さんという彼女を帰らせようとする新さん。

ちょ、いいの?!

心の中で呟きまくるアタシ。


「何よ・・・かけちんって誰よ・・・っち」


アタシのことだと思うけど、

愚痴りながら階段を降りて行く槙さんといわれる女の人。

なんか・・・アタシのせい??


「かえるわりぃ。大丈夫?」

「うん・・・大丈夫だけど・・・」

「おお!かけち~~~ん!!!!」

「うぎゃあっ!!」


いきなり新さんに抱きつかれた。

・・・るきあすごい形相・・・




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