幼なじみの初恋


でも、俺の女って・・・

そんなこと嘘でも言わないでよ・・・


「まったく・・・」

「るきあ、ごめんねっ」

「いいけどって・・・早く学校行こーぜ、やっべぇ」

「あ!!朝練!!」


朝練という大事なことを忘れていた。

そう、るきあはバズケ部に所属していて、

おまけにバスケ部のエース!!

運動神経バリバリいいんだよ?!

見たら絶対びっくりするから!!

で、アタシはバスケ部のマネージャーをやってる。

これがまた大変大変・・・


「あと5分っ!!」

「間に合うかな~??」

「急げばなんとか大丈夫だと思う」

「そ~だよね!!」


結局走った・・・

アタシ走るの苦手っ・・・


「はぁ・・・るき、あ・・・待って~!!」

「早く来いよ、どんくせぇ」

「もうちょっとぉ~~!!」


もう少し!!全力疾走~~!!


「はっはぁ・・・つ、着いたぁぁ~~!!」

「お疲れ、」


またまたニコリと微笑み手を差し出するきあ。


「るきあ、早い・・・」

「当たり前っバスケ部だからな」

「そ、そーだねっ」


急いで体育館に向かう。

もう始まってるかな??






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