幼なじみの初恋
るきあに好きなんてもう言えない。
尚になら好きってちゃんと言える。
脅えずに、
恐怖心なんてなく、
安心して、
言える。
「好き・・・」
って・・・
ほら、また嘘をついてしまった。
「俺も好きだから」
唇を重ねる。
「ん・・・」
心の雨は降ったまま。
時は止まったまま。
アタシの気持ちが
風になれたら。
どんなに楽だろうか・・・
貴方に届けられるのに。
返事なんて聞かずに済むのに。
「・・・ぁっ」
尚の甘いキスに酔い痴れる。
甘い罠からは抜けられない。
はまってゆく。
どうしようもなく。
もう止まらない。
止まらせない。
止められない。
孤独より・・・
愛が欲しい。