幼なじみの初恋

「なによそれっ・・・ありえない!!」

「うぜんだよ、ほらとっとと行く」

「るきあってほんと変わったよね!!!だから彼女いないんだよ!!!!」


・・・はぁ??

それって関係あんのか??


「一生1人でいれば?!」

「うっせなっっ」


胡巳の手首を掴んで


「てめぇに何がわかんだよ、あ?」

「っ・・・胡巳はただ・・・」

「ただ??何??」

「るきあが変だったから理由聞こうとしただけでっ・・・」

「誰がそんなこと頼んだ??」

「た・・・頼まれてないけど・・・」

「・・・店出るぞ・・・外で話そうぜ」

「っ・・・」


会計を済ませて、外に出る。


「離してっ・・・」

「は?」

「帰るっ!!」

「帰る??っざけんな・・・俺がどんだけムカついてっかわかんねぇの?」

「ゎ・・・分かんないもん!!」


あームカつく。

胡巳にムカついてるんじゃなかった。

自分にムカついてたのに、

その怒りをぶつけられなくて、

胡巳に八つ当たりしたんだ。


「また俺・・・誰かを傷つけたんだ・・・」


その場に座りこむ。

なにしてんんだ。

俺。






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