幼なじみの初恋

「あの・・・るきあ様??」

「は??」


俺の頭上から声が聞こえた。

女の声。


「るきあ様っ///」


自分から声をかけてきたくせに

顔を赤くしてやがる。

なんなんだよ、こいつ。


「誰??君。」

「え?!覚えてませんか??」


誰だよ・・・

マジで・・・

イライラがまた積る。


「瑠亜です!!」


瑠亜??

誰・・・だっけ??


「あ~・・・あの時の~」


なんとなく言ってみたが、


「かけるの友達ですっ」


彼女は笑顔で

かけるの友達

だと言った。

友達か・・・

かけるの・・・

かける、の。


「ああっ瑠亜ちゃんね~」

「やっと思い出しましたかぁ~よかったっ」

「何か俺に用??」


放っておいて欲しい。

早く用を済ませて帰って欲しい。







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