恋ウタ♪
一瞬、あの姫の声に似ていたけど撤回した。

だってさ…背中まで伸びた髪の毛は一緒だけど三つ編みだし、スカートはひざ下だし、黒ぶちメガネかけてるし…

なんて思ってたら、地味なやつの隣の女が、なにか言っていた。俺には聞こえなかったけど。

そこで俺は気づいた。


この2人、俺を見てもなんとも思わねぇ…


これってチャンスじゃん?キャーキャー言う女はめんどくさいし、こいつに姫のこと聞くか…

「なぁ。」俺が言うと地味子はビクッとして、

「な、なんですか?」ってこたえた。声だけは似てるんだけどな…

「ちょっと来てくれねぇか…?」俺が言うとそいつはでてきたけど、俺は女に囲まれてしまって、そいつは倒れた。そこは、階段の近く。

そいつは階段から落ちてしまった。

「やばいっ!!」俺はそいつに駆け寄った。






.
< 11 / 61 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop