幸せロード

またいつものように朝が来た。
制服の袖に腕を通し、スカートをはく。
誰もいない部屋に、一言「いってくるね」という。

うちの学校はとても賑やかである。
男女仲も良く、あたしもそれなりに友達もいる。
「明日香ー!」
甲高い声で声をかけてきたのは親友の由梨だった。
ちなみに、売春を進めてきたのは由梨だ。
「昨日どうだった?いつもの人来たんでしょ?」
由梨はもちろんあたしのことを知ってる。

「ねぇ明日香?今日クラブに行くんだけど明日香も来る?」
「うーん……」悩んでいると、あたしの携帯が鳴った。
メールを見ると出会い系からのメールだった。
「ごめん。メール来ちゃったからやめとく」
「そっかぁ、んじゃあまたメールするね!」
そう言うと由梨は駆け足で帰って行った。
「……あたしも帰るか」
帰る用意をするとあたしも帰った。

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