君を想うと~triangle love~
あはは!!
可愛い。



やっぱりしゅーちゃんといると和む。






ほんわかした気持ちでデスクの上を片付けてると


「高宮さん、もう終わり?」



しゅーちゃんが、会社モードで私の名前を呼ぶ。





「はい。あがりですけど…」



いきなりどうしたんだろ。




不思議に思いながらしゅーちゃんの顔を覗きこむ。



するとしゅーちゃんはニパッと笑って



「じゃ、一緒にご飯でもどう??例の案件の相談もしたいし。」




と、カバンの中から沖縄特集の旅行雑誌をチラリと見せる。






あ……。







「どう?一緒にいかない??」







私は思わず顔がほころぶ。



嬉しい。
こんなに楽しみにしてくれてて、楽しませようとしてくれてるしゅーちゃんの気持ちが嬉しい。






やっぱり私はしゅーちゃんが大好きなんだ。






「はい。その案件は私も是非お話したいと思ってましたので、ご一緒できると嬉しいです。」





みんながいるオフィスだから。
会社モードでクールに答える。




しゅーちゃんは呆れた顔して笑いながら




「ありがと。じゃあ行こ?」





と、席を立った。
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