君を想うと~triangle love~
「あ、はい。」




しゅーちゃんに続いて慌てて席を立つ。
カバンを持って扉の前で




「お先に失礼します。」





ペコリとお辞儀をして挨拶する。





「あ~、お疲れ様!!」





まだ残業が残ってる方たちがにこやかに答えてくれる。






だけど。






部屋の真ん中でデンっと居座る桐谷慎は。




私の声に反応することなく難しい顔をしてパソコンを見ていた…。





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