君を想うと~triangle love~
き、き、き、き、キス~!!!!?????




頭の中はパニック、パニック!!!





桐谷慎ならいざ知らず。
しゅーちゃんまでもが変なコトを言い出すなんて!!!!!





「う…あ…あの…っ」

「何?早くキスして??」






しゅーちゃんはニコッと笑う。






い、いまここで!?

無理、無理、無理、無理、絶対無理~!!!!!!!







「しゅーちゃん。」

「ん?」

「無理!できないよ。」

「なんでよ。」

「…恥ずかしい。」




だって周りに人もいるし祐吾さんだっているんだよ!?





そんな恥ずかしいこと絶対無理~(涙)






「だーめ。」

「え…?」

「俺は伊織とキスしたいの。
拒否することは許さないよ??」





そ、そんな~(涙)







しゅーちゃんは無言のまま私の目をじっと見つめる。






ダメ。
絶対無理。
そんな勇気どこにも出ない。



そりゃー、しゅーちゃんのコトは好きだよ?
触りたいし、触れてると安心する。

キスだってしたい。





だけど人前でなんて絶対にむりー!!!!!!!!!!!







どうしたらいいのかわからなくて、涙目になってうつむくと。






キュッっ。







しゅーちゃんは私の鼻をプニュンと掴んだ。




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