君を想うと~triangle love~
電車を乗り継いでオフィスの最寄り駅について。
小走りで会社についた時にはもう夜11時を回っていた。





ヤバいな…。
もう玄関は閉まってるし…、守衛さんに言って開けてもらわなきゃ。





大きな表玄関ではなく、ビルの裏にある社員用の裏口へ回る。






「すみません、忘れ物しちゃったんですけど中に入ってもいいですか?」


「あぁ、大丈夫ですよ。
一応社員証みせてもらえる??」





50代くらいの優しそうな守衛さんに社員証を見せる。





「はい。広報部の高宮伊織さんですね。
念のため帰るときにも声かけてね。」





ニコッと優しそうに微笑むと。
守衛さんは裏口のロックを外してくれた。
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