君を想うと~triangle love~
そんな恥ずかしいこと、恥ずかしげもなくよく言うわね~っ!!!!!!





あまりの口撃に驚いて。
口をパクパクしながらアイツの顔を指差すと。




「ブフッ。」





桐谷慎はそんな私の顔を見て、また吹き出す。






「あははは!!!
クールビューティーも一皮剥けばただの女の子か~!!!」






ばかにしたように笑う桐谷慎に…






正直ムカつく!!!!!!!!!











「バカ言わないで。
部長なんか好きでもなんでもないんだから!!!!」





私の顔を見ながら爆笑するアイツに向かってバシッと言ってやった。



フンッ。
ちょっとは傷つけばいいのよ。






クルッと踵を返してお茶の準備をしていると。






「ふ~~ん。
昨日は俺の寝込みを襲ってキスしたくせに。」







ガチャガチャ、ガチャーン!!!!!!!!








桐谷慎の仰天発言に。

思わず手から落としたカップがものすごい音をたててシンクに落ちる。






「なっ…。」





固まった思考回路の中でゆっくりと振り返ると。








「悔しいから言ってやらない…って何??」










悪魔な笑顔を向けて。

桐谷慎は私の体を抱きしめた。
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