君を想うと~triangle love~
怖い??



言ってる意味がわかんない。



「ま…イイコちゃんから抜け出せない高宮には、カラダで教えないとな。」




…へっ?!






思った瞬間。



桐谷慎は私の体を引き寄せて私の唇に熱い熱いキスを落とす。





「…やっ…!!」



抵抗しようとしても



「素直に感じろ、高宮。」




強い力で抱きしめられて抵抗することすらできない。





いや…
抵抗なんて…してないのかも。






桐谷慎のしっとりした唇が私の唇を覆う。

アイツは初めは優しくついばむように。
確かめるようにキスをする。




だけど…






「…っ、はぁっ…」

「いい顔♪
全部、俺のせいにしていいよ。
素直に感じて、高宮。」






徐々に徐々に。
アイツは方向を変えながら荒々しく、私を犯すようにわたしの中に入ってくる。




アイツに深く深く口づけられると。

快感でボーッとなる。







「っ…ふっ…」


「気持ちいー?
気持ちいいなら俺に答えて、高宮。」






だ…め。

答えちゃダメ…伊織。






私の中の理性が私を止める。

だけど…





「全部俺のせいにしていいから。
快感も背徳も全部俺のせいにしていいから。
俺と一緒に…堕ちてよ、高宮…。」






ビクン。







そう耳元で桐谷慎にささやかれた瞬間。

私の中で何かが弾けた。










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