君を想うと~triangle love~
⑤裏切りものはどっち?
どうしよう…
どうしよう…!!!!!!
こんな状況、言い訳なんて何一つできない。
指先は凍えるように冷たくひえて、恐怖のあまりに体が震える。
スーッと血の気がひいていきそうになったその瞬間。
「何って…見てわかんない?」
桐谷慎はギュッと私を抱きしめると。
いとおしそうにホッペにチュッとキスをした。
「キスして欲情してただけだよ。」
桐谷慎はさらに強い力で抱きしめて。
挑戦的な目でしゅーちゃんを見つめる。
「なっ……。」
「わかったら消えてよ。
しゅ・う・ちゃ・ん??」
バカにしたように桐谷慎が微笑むと。
ガタン!!
「ふざけんじゃねー!!
消えんのはアンタなんじゃねーの??」
壁をガンっと思いっきり殴って。
しゅーちゃんは乱暴に桐谷慎のネクタイをグイッと掴む。
「なんで俺が消えなきゃいけないワケ??」
「ふざけんな!!
人のオンナに手ぇだしやがって!!よくそんな白々しいこと言えるな!!!!!!」
お互いに凄い形相をしてにらみ合う二人。
私はといえば。
どうしたらいいのかわからず、桐谷慎の腕の中で震えることしかできなくて。
自分のズルさに呆れて涙が出てきた。
どうしよう…!!!!!!
こんな状況、言い訳なんて何一つできない。
指先は凍えるように冷たくひえて、恐怖のあまりに体が震える。
スーッと血の気がひいていきそうになったその瞬間。
「何って…見てわかんない?」
桐谷慎はギュッと私を抱きしめると。
いとおしそうにホッペにチュッとキスをした。
「キスして欲情してただけだよ。」
桐谷慎はさらに強い力で抱きしめて。
挑戦的な目でしゅーちゃんを見つめる。
「なっ……。」
「わかったら消えてよ。
しゅ・う・ちゃ・ん??」
バカにしたように桐谷慎が微笑むと。
ガタン!!
「ふざけんじゃねー!!
消えんのはアンタなんじゃねーの??」
壁をガンっと思いっきり殴って。
しゅーちゃんは乱暴に桐谷慎のネクタイをグイッと掴む。
「なんで俺が消えなきゃいけないワケ??」
「ふざけんな!!
人のオンナに手ぇだしやがって!!よくそんな白々しいこと言えるな!!!!!!」
お互いに凄い形相をしてにらみ合う二人。
私はといえば。
どうしたらいいのかわからず、桐谷慎の腕の中で震えることしかできなくて。
自分のズルさに呆れて涙が出てきた。