君を想うと~triangle love~
「おはようございます、藤堂係長。今日からよろしくお願いいたします。」




笑顔で挨拶をすると。




「う…うん、よろしく。」




しゅーちゃんはバツ悪そうに頭を下げた。





無言のままお互いデスクに座って何十秒か後。




「藤堂、高宮さんに社内案内してやってよ。
早く慣れてくれないと困る。」



私達を見ながらニタニタしてた桐谷慎がしゅーちゃんにムチャ振りをした。



「は、はい…。」


しゅーちゃんはガックリ肩を落としながら頷いて。


「じゃー…、行こっか。」




と、席を立った。


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