君を想うと~triangle love~
な、なんでだー!!!




焦って扉をガチャガチャやるけど、向こう側から鍵をかけられてるのか、ちょっとやそっとじゃびくともしない。





そ、そうだ!!
扉を叩いて助けを呼ぼう…!!






そう思ったとき。







♪Piroro…Piroro…♪









俺のポケットの中のケータイから軽やかな音楽が流れ始める。






なんだよ、この非常時にぃ~っ!!!!!!!!







イライラしながらケータイを開けるとメールが1件。






それを開くと…







『30分後に開けたげる。あとは告白するなり襲うなり好きにしな♪

一ノ瀬理央』




いーちーのーせー!!!!!!!!!!!!!




なんだよ、襲うって!!
告るはわかるけど襲うってなんだよ!!!!!









「せん…ぱい?」







俺の近くに寄ってきて。
俺のシャツをつかみながら心配そうに上目遣いで見つめる伊織。


だけど…気をゆるめてふと目を落とすとFカップの谷間とこんにちは。







ギャー!!!!!!






ヤバい!!
イケナイ妄想が頭の中でうごめいてパンクしそうだ!!!




このままでは俺はマジでコイツを襲ってしまう!!!!!!!!









自分の中の欲望をセーブできる自信のなかった俺は。







「ごめん、ちょっと離れて。」







と、不安そうに身を寄せる伊織の体を…



強引に離れさせた。
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