君を想うと~triangle love~
いつもは電車で通っている通勤路。
車で走ると、なんだか別の場所へ来てるみたいで落ち着かない。
しかも…
普通の仕事終わりだったら家まで楽チン車通勤を喜んだだろうけど
「私…、仕事あるんですけど。」
誰にも早退していいか…なんて聞いてもなければ了解も取っていない。
こんな状態で帰るのは気がひける。
「誰にも早退するなんて言ってないし…。」
申し訳なさそうに呟くと
「ふーん。高宮は藤堂の隣で仕事がしたいワケ?」
桐谷慎はこんなイジワルな質問をしてくる。
「そんなこと…ないけど…。」
そりゃそうだよ。
あんなコトがあったんだよ?
いつも通りニコニコ笑ってられるワケないじゃん。
「なら堂々と休めばいい。部長の俺が聞いてるんだ。
後で田中課長にメールしとく。」
そう言って目の前の信号が赤になると。
桐谷慎は私の頭をポンポンと叩いた。
車で走ると、なんだか別の場所へ来てるみたいで落ち着かない。
しかも…
普通の仕事終わりだったら家まで楽チン車通勤を喜んだだろうけど
「私…、仕事あるんですけど。」
誰にも早退していいか…なんて聞いてもなければ了解も取っていない。
こんな状態で帰るのは気がひける。
「誰にも早退するなんて言ってないし…。」
申し訳なさそうに呟くと
「ふーん。高宮は藤堂の隣で仕事がしたいワケ?」
桐谷慎はこんなイジワルな質問をしてくる。
「そんなこと…ないけど…。」
そりゃそうだよ。
あんなコトがあったんだよ?
いつも通りニコニコ笑ってられるワケないじゃん。
「なら堂々と休めばいい。部長の俺が聞いてるんだ。
後で田中課長にメールしとく。」
そう言って目の前の信号が赤になると。
桐谷慎は私の頭をポンポンと叩いた。