君を想うと~triangle love~
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ギッ…ギッ…






「あっ…はぁっ…、もうっ…!!!」


「なーに?高宮。
ちゃんと言わなきゃわかんないよ?俺にどうして欲しいのかちゃんとおねだりしてごらん??」







きしむベッドの上で行われる淫らな行為。


桐谷慎は私を試すように、焦らすように、私の体と心をいたぶって。

私を快感の高みへと押し上げる。






しゅーちゃんとの優しく甘いSEXとは違う。


私の反応を楽しんで。
まるでゲームをしているかのように私の体をいたぶって楽しんでいる。



快感だけを追い求めて快感以外は何も考えられなくなる桐谷慎のSEXは、私のアタマをおかしくしてしまいそうで。

もう彼から逃げられなくなりそうで怖い。







ジュッ、ジュッ。







部屋にこだまする淫らな水音。





桐谷慎は私の小さな花芽を舌でこすりあげながら、蜜壺に指をゆるく出し入れする。



それだけでもゾクゾクするほど気持ちいいのに。



時折、指の第二関節をクイッと曲げて上の方にある、気持ちイイポイントを激しく擦るから……。



私は思わずイキそうになってしまうのに。



“もうダメだ”と思った瞬間、桐谷慎はニッと笑って手を止める。



そんなことを何回も繰り返すから私はもどかしくて。

この疼いた体をどうにかして欲しくて、ホントに頭がおかしくなりそうだった。








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