君を想うと~triangle love~
「はぁっ…はぁっ…。」




上がる息をおさえきれずに胸で息をしていると、



「キモチよかった~?」



汚れた口元を右手でグッと拭いながら。
軽~い、いつものノリで桐谷慎が問いかける。







「…知らない!!」


「え~っ?
あんなにおねだりしたくせに??」


「~~っ!!ばかあっ!!」






近くにあった枕でパスンと桐谷慎の頭を叩くと



「アハハハ!!伊織チャンったら照れちゃって~♪」



ケラケラと楽しそうに笑う。









桐谷慎には恥ずかしくて言えないけど…凄かった。
快感の波に何度も何度もさらわれて…、最後には死んじゃうかもって思った。


キモチよすぎてこのまま死ぬんじゃないかって…思った。








「俺、テクニシャンだから♪」






グダングダンな私を見ながら満足気に微笑む桐谷慎。







「ま、本番はここからだけど。」






私の股をグッと割くと、桐谷慎はズイッとその間に入ってきた。



熱い欲望の塊を慣らすようにユルユルと入れていく。






「…あっ…ふっ…」

「…っく…。
まいった。熱いしキューキューだね、高宮の中。」








一つ奥に繋がる度に桐谷慎のキレイな顔に歪みが生まれる。





彼が思わずもらす切ない声が嬉しかった。


私と同じように桐谷慎もキモチイイんだと思うと…嬉しかった。







グッと腰を奥まで入れられて桐谷慎と全てが繋がった瞬間。







「…っ。」

「??」

「ヤバい、高宮の中よすぎてすぐ出ちゃいそう。」

「~~っ!!ばかあっ!!」




桐谷慎は子供みたいに笑った。
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