君を想うと~triangle love~
④ 告白
ヒィヒィ言いながら爆笑する桐谷慎を目の前に。
私はイラつき度MAXをむかえていた。
ムゥゥゥ……。
「ちょっと!!笑いすぎでしょっ!!」
「だって、あの挙動不審な顔~!!
あ、ヤバい。思い出したら笑いがでる!!……ブハッ!!」
ひ、酷い!!
「だって……!!」
と次の言葉を繋げようとした瞬間。
「いいでしょ?
俺だって昨日は、一応、傷ついたんだからさ。これくらいの仕返しなんてカワイイもんでしょ。」
と、桐谷慎がニィっと笑う。
その顔はいつもの悪魔な笑顔とも天使の笑顔とも違って。
イタズラが成功した時の子どものような、無邪気な顔して笑うから。
思わず胸がキュンとして、その笑顔から目が離せなくなった。
無意識のうちにボーッと桐谷慎の顔を見ていると。
一瞬、素の表情をした彼と視線が触れあった。
「なに。見とれちゃった??」
「ばっ…!!そんなワケないでしょ!?」
半ばヤケになりながらスズキのポワレを口に放りこむと。
「…うん。
わかってるよ。
そうじゃないってコトくらい。」
と、寂しそうに呟く。
えっ……??
予想外の桐谷慎の反応に戸惑いながら。
彼の視線から何かを読み取りたいと願うけど。
彼の目は何も教えてはくれない。
そんな時間がどれくらい過ぎただろう。
桐谷慎はフゥとため息をついて立ち上がり、リビングにある本棚から1冊のアルバムを取り出した。
私はイラつき度MAXをむかえていた。
ムゥゥゥ……。
「ちょっと!!笑いすぎでしょっ!!」
「だって、あの挙動不審な顔~!!
あ、ヤバい。思い出したら笑いがでる!!……ブハッ!!」
ひ、酷い!!
「だって……!!」
と次の言葉を繋げようとした瞬間。
「いいでしょ?
俺だって昨日は、一応、傷ついたんだからさ。これくらいの仕返しなんてカワイイもんでしょ。」
と、桐谷慎がニィっと笑う。
その顔はいつもの悪魔な笑顔とも天使の笑顔とも違って。
イタズラが成功した時の子どものような、無邪気な顔して笑うから。
思わず胸がキュンとして、その笑顔から目が離せなくなった。
無意識のうちにボーッと桐谷慎の顔を見ていると。
一瞬、素の表情をした彼と視線が触れあった。
「なに。見とれちゃった??」
「ばっ…!!そんなワケないでしょ!?」
半ばヤケになりながらスズキのポワレを口に放りこむと。
「…うん。
わかってるよ。
そうじゃないってコトくらい。」
と、寂しそうに呟く。
えっ……??
予想外の桐谷慎の反応に戸惑いながら。
彼の視線から何かを読み取りたいと願うけど。
彼の目は何も教えてはくれない。
そんな時間がどれくらい過ぎただろう。
桐谷慎はフゥとため息をついて立ち上がり、リビングにある本棚から1冊のアルバムを取り出した。