君を想うと~triangle love~
「シンッ?!
違うの、コレは……!!!」










俺の姿を見つけた瞬間。


リンチ女達はザワザワとざわつき、ボス格の女達はワタワタしながら俺に言い訳をし始める。








「違うの!!シン!!
コレには訳があって…!!」








な~んて。

イブの髪を掴んだオンナがワケわかんないことを言い出すから。







「うん。
どんなワケがあったの~??」







って。
イラつきながら笑顔を作ってたずねると






「あ…の…。…ほら。
早坂さんにまとわりつかれてシンが迷惑してる…と思って……。」







目をバシバシ泳がせながらこんなワケわかんないこと言い出すオンナ。











「ふ~ん。」








は~っ。
つまんないオンナ。







俺は尻軽なオンナと嘘つくオンナが嫌いだ。







こんなオンナ…。
口をきくかと思うだけで吐き気がする。







「ありがと。
俺の気持ちを代弁してくれて。」










俺はイブに向かって笑顔で歩きだす。







「慎…ちゃん……。」










案の定イブは泣いてた。

目を真っ赤に充血させて。

クリスタルのようにキレイな大粒の涙を頬に沢山こぼして泣いていた。






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