君を想うと~triangle love~
「俺も…思ってたんだよね~、迷惑だって。」
そうニッコリと言った瞬間。
オンナ達はホッとしたように安堵の表情を浮かべる。
「だ、だよね!!
こんな地味なオンナ、シンには似合わないもんね~っ!!」
と、イブの髪をまたアホオンナがグイッと掴んだ瞬間。
バシン!!
俺はその手を思いっきり振り払った。
「うん。迷惑してるんだよね。
そーいうカンチガイのイタ~イ女に好かれちゃって。」
イブの震える体をギュッと抱き締めて。
世にいうお姫様だっこをして天使の顔したアイツの頬にチュッと軽くキスをする。
「悪いけど。
コイツをイジメテいいのは俺だけなの♪」
そう言ってニッコリ奴らに微笑んで。
「わかったらとっとと消えてくれる?
アンタらは、いるだけで目障り。見てるとイラついてたまんない。」
「……シ…ン………?」
ニッコリ微笑む俺を。
オンナ達は後退りしながら怯えたようにガン見する。
「残念だけど。
お前らみたいにつまんないオンナ、俺が相手にするわけないでしょ?
俺はイブが好きだよ。
好きだから側にいるの。
アンタ達には興味ない。」