君を想うと~triangle love~
ま~ちょっと怖いけど、イブのコトを好きだとアッサリ認めて受け入れてから。




俺たちに何かあったのかと問われると、…何もない。




変わらぬ日常が過ぎていくだけ。










だけど…。

変わったコトは1つある。










「ふふっ。2人は仲がいいね。
早くご飯にしよう??」












イブは…キレイになった。






まあ…、アイツは元々キレイな顔立ちはしてる方だったんだけど。

あの一件以来突然、髪型や服装に気を使い出して。







みるみる間にキレイになった。





前は“よく見ると”可愛いなだった。

だけど今はどこから見ても振り返らずにはいられない。






イブは驚くほどキレイな女の子に変身した。











帰り道に知らない男に声かけられたり、ナンパされてんのを見てイラついて。





龍に当たりちらしたり、嫌みったらしく


「伊吹ちゃん、声かけられてたね~♪」



なんて言っても、お人好しのアイツは




「うん。暑いからお茶にでも…って誘ってくれてるいい人だったよ。
断って悪かったかなあ…。」





な~んて、トンチンカンなコトを言い出すから怒る意欲すら失せる。









恋愛はゲーム。

攻めてなんぼ。

落ちぬなら落としてみせよう、ホトトギス






の精神のこの俺が。


イブに対しては何もできずにいる。







怖かったんだ。

俺のこんな気持ちがイブを汚してしまうんじゃないかと思えて。






< 372 / 468 >

この作品をシェア

pagetop